グランディディエライトは2014年に初めて宝石質の結晶が発見され、一躍人気が出たレアストーンです。それ以前は不透明な石しか存在しないと思われていました。産地のマダガスカルでは引き続き採掘が続けられており、流通量は少しずつ増えてきています。しかし宝石質のものは依然として少なく、現在も高値で取引されています。大きな原石が採れないため、0.1ct程度の小さなルースが多いようです。
こちらの品は0.8ctあり、グランディディエライトとしては大粒です。色は明るめのエレクトリック・ブルーグリーンで、部分的にライトグリーンが混ざっています。グランディディエライトはパライバトルマリンと似ていると言われますが、パライバのような派手な蛍光感はなく、落ち着いた色合いです。この石の特徴としてクラックとインクルージョンの多さが挙げられますが、こちらはクラックはありますがインクルージョンはありません。
進化を成し遂げた石のエネルギー
透明度のあるグランディディエライトからは、祝祭のエネルギーが感じられます。それはまるでイベント成功後のお祝いのような、華々しく、最高潮に盛り上がったエネルギーです。
グランディディエライトにとって、不透明な結晶から透明な結晶になれたのは、大きな進化、あるいは達成と言えるのではないでしょうか。
不完全だったものが完全になる。進化と達成。その祝祭。こんなエネルギーを放っている石は他にちょっとないと思います。
この石が急速に人気になったのは、色味の美しさだけでなく、このエネルギーが人を惹きつけるのかもしれません。
人間社会は今や大変な試練の時ですが、この石のように進化できるでしょうか。この時代にこの石が現れたことの意味を考えさせられます。
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石の詳細 |
宝石質グランディディエライト(マダガスカル産) 7.0×5.8×3.1mm 0.8ct |