珍しいスファレライトのインクルージョン入り
すりガラス状の半透明の水晶クラスターです。
黒〜茶色のスファレライトのインクルージョンが数箇所みられます。
ブルガリア産水晶にはスファレライトと共生しているものが多数ありますが、このように水晶の中に完全に取り込まれているものは非常に珍しいそうです。
ポイント表面には微小結晶が付着しており、シュガークォーツのような雰囲気を見せています。
鉱山名のデヴェティ・セプテムブリ(Deveti Septemvri Mine)は9月9日という意味です。ブルガリア有数の水晶産地として知られています。
ブルガリアの水晶
ブルガリア南部、水晶の主たる産地であるMadanでは、水晶のほかに方鉛鉱、黄鉄鉱、スファレライト、カルサイト、ロードクロサイトなどが多く産出されます。水晶もそれらの鉱物と共生している場合が多いです。
ブルガリアの水晶は、すりガラス状の半透明のものや、純白のミルキークォーツが多く、完全に透明なものは少ないです。
ポイントが放射状に伸びてお花のような形状になったクラスターが多いのも特徴です。
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石の詳細 |
水晶クラスター(ブルガリア産) Deveti Septemvri mine, Madan, BULGARIA 55.8×40.5×33.5mm 37.8g |